ウェブアクセシビリティは、すべてのユーザーがウェブサイトを問題なく利用できるようにするために欠かせない要素です。しかし、特別な知識がなくても、基本的なアクセシビリティ機能を簡単に導入する方法がいくつかあります。この記事では、誰でも簡単に実装できるウェブアクセシビリティ機能を紹介し、設置方法を具体的に解説します。
1. 画像に代替テキストを設定する
ウェブページに掲載する画像には、**alt属性(代替テキスト)**を追加しましょう。これは、視覚障害者のために画像の内容を説明するテキストで、スクリーンリーダーが読み上げます。
設置方法
HTMLコードで画像を追加する際、次のようにalt
属性を使用します。
html
<img src="example.jpg" alt="青空の下に咲く一輪のひまわり">
ポイント: 画像の内容を簡潔に表現し、画像が伝える情報を具体的に説明することが重要です。
2. キーボード操作に対応させる
ウェブページは、キーボードだけで操作できるように設計する必要があります。特に、フォームやメニューの操作をキーボードで行えるようにしましょう。
設置方法
HTMLのボタンやリンクには、自動的にキーボード操作が可能な要素が多くありますが、カスタム要素にはtabindexを利用してキーボード操作を有効にすることができます。
html
<a href="#" tabindex="0">このリンクをクリック</a>
ポイント: すべての重要な機能にキーボードでアクセスできることを確認し、タブキーでフォーカスが移動する順序が正しいかをチェックしましょう。
3. カラーコントラストを調整する
色覚障害のあるユーザーにも配慮するため、テキストと背景の色のコントラストを適切に設定することが重要です。コントラスト比は4.5:1以上が推奨されています。
設置方法
CSSで色を指定する際、コントラスト比が適切かどうかをチェックするツールを使いましょう。たとえば、次のように背景と文字の色を調整します。
css
body {
color: #000000; /* 黒色 */
background-color: #ffffff; /* 白色 */
}
ポイント: ウェブサイト全体で使う色の組み合わせを確認し、視認性が高い配色に設定することが大切です。
4. フォームにラベルを追加する
フォームには、入力フィールドの説明をスクリーンリーダーが認識できるように**ラベル(label要素)**を必ず追加しましょう。
設置方法
フォームフィールドとラベルを関連付けるために、以下のようにlabelタグを使います。
html
<label for="username">ユーザー名:</label>
<input type="text" id="username" name="username">
ポイント: for属性とid属性を使って正しくラベルを紐付けることが重要です。
5. 動画に字幕を追加する
動画を埋め込む場合、聴覚障害者や音声を再生できない環境のユーザーのために、字幕やキャプションを用意しましょう。
設置方法
YouTubeなどのプラットフォームを利用する場合、動画の管理画面で字幕を追加できます。自分で動画を配信する場合、track要素を使って字幕を埋め込みます。
html
<video controls>
<source src="movie.mp4" type="video/mp4">
<track src="subtitles.vtt" kind="subtitles" srclang="ja" label="日本語字幕">
</video>
ポイント: 字幕は音声の内容を正確に伝えることを目的とし、効果音や話者の名前も含めることが望ましいです。
6. リンクに説明を追加する
リンクには、クリックした後にどこに移動するかを明確に伝えるための説明を加えましょう。リンクテキストが「こちら」や「クリックしてください」だけだと、内容がわかりづらくなります。
設置方法
リンクテキストには具体的な説明を加え、リンク先が明確になるようにします。
html
<a href="example.com">アクセシビリティガイドラインの詳細はこちら</a>
ポイント: リンクテキストだけでもリンク先の内容が理解できるようにしましょう。
まとめ
ウェブアクセシビリティ機能の設置は、特別な技術を必要とするものではなく、基本的なHTMLやCSSの知識があれば簡単に実装できます。代替テキスト、キーボード操作のサポート、適切なカラーコントラスト、ラベル付け、字幕、そしてリンクの説明など、これらの基本的な対策を行うだけで、多くのユーザーが利用しやすいウェブサイトを作ることができます。
まずは、簡単にできるところから取り組んでみましょう!
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