マークダウン形式とウェブアクセシビリティに対応した書き方
マークダウン(Markdown)は、シンプルで直感的な記法を使って、テキストをHTMLなどの構造化されたフォーマットに変換するための軽量なマークアップ言語です。ブログ記事、ドキュメント作成、プログラミングのREADMEファイルなど、幅広い用途で利用されています。
この記事では、マークダウンの基本的な記法と、ウェブアクセシビリティを意識したマークダウンの書き方を詳しく解説します。
1. マークダウンの基本
主な記法一覧
-
見出し(Headings)
見出しは#
を使って階層を示します。# 見出し1 ## 見出し2 ### 見出し3
注意: 見出しの階層を飛ばさずに順序通りに記述することが、ウェブアクセシビリティの観点で重要です。
-
強調(Emphasis)
- 太字:
**
または__
で囲む。**太字** または __太字__
- 斜体:
*
または_
で囲む。*斜体* または _斜体_
- 太字:
-
リスト(Lists)
- 順序なしリスト:
-
や*
を使用。- 項目1 - 項目2
- 順序付きリスト: 数字とピリオドを使用。
1. 項目1 2. 項目2
- 順序なしリスト:
-
リンク(Links)
[リンクテキスト](URL)
例: 株式会社 greeden
-
画像(Images)

注意: 代替テキスト(Altテキスト)を必ず記述し、画像の内容や意図を説明することで、視覚障害者に対応するアクセシビリティを確保します。
-
コード(Code)
- インラインコード: バッククォート(
`
)で囲む。`コード例`
- ブロックコード: バッククォート3つで囲む。
ここにコードを書く
- インラインコード: バッククォート(
-
引用(Blockquote)
>
を使って引用を記述します。> これは引用です。
-
表(Tables)
パイプ(|
)とハイフン(-
)で表を作成します。| 見出し1 | 見出し2 | |---------|---------| | データ1 | データ2 |
2. ウェブアクセシビリティ対応のマークダウン記法
アクセシビリティの基本原則
ウェブアクセシビリティに対応するためには、以下の原則に基づいてマークダウンを記述します:
-
意味のある構造を維持する
見出しやリストを適切に使い、情報を論理的に整理する。 -
視覚情報を補足する代替テキストを記述する
画像や図表に説明を付加して、スクリーンリーダーでも内容が理解できるようにする。 -
リンクの意味を明確にする
「こちらをクリック」ではなく、リンク先の内容がわかる具体的なテキストを使う。 -
色に依存しない情報提供
色だけで重要な情報を伝えないようにする。
アクセシビリティ対応の具体例
1. 見出し
見出し階層を飛ばさずに記述します。
不適切な例:
# 見出し1
### 見出し3
適切な例:
# 見出し1
## 見出し2
### 見出し3
2. 画像
代替テキストを記述して、画像の内容を正確に説明します。

3. リンク
リンク先の内容を明確にする具体的なリンクテキストを使用します。
不適切な例:
[こちらをクリック](https://example.com)
適切な例:
[ウェブアクセシビリティに関する詳細はこちら](https://example.com)
4. 表
表の見出し行を明確にして情報を整理します。
| 商品名 | 価格 | 在庫状況 |
|------------|-----------|-------------|
| 商品A | ¥1,000 | 在庫あり |
| 商品B | ¥2,000 | 在庫なし |
5. 色の使用
色だけで情報を伝えないように補足を加えます。
不適切な例:
「赤字の部分を修正してください」
適切な例:
「**重要: 修正箇所は赤字で強調されています**」
3. ウェブアクセシビリティ向上のポイント
アクセシブルなコンテンツを作るための心構え
- テストの実施
マークダウンをHTMLに変換後、アクセシビリティツールを使って問題点をチェックします。- 例: WAVEツール、Lighthouse
- シンプルな構造を心がける
過剰な装飾や複雑な構造は避け、情報が簡潔で分かりやすいようにします。
4. 誰に役立つのか?
マークダウンを活用する場面
- ウェブ開発者やライター
HTMLを直接書かずに、簡単に構造化されたドキュメントを作成可能。 - 技術ドキュメント作成者
ソフトウェアや製品マニュアルを効率的に記述。 - アクセシビリティ対応を求める企業や個人
障害のある方を含む幅広い読者に情報を届けたい場合に有用。
まとめ
マークダウンは、そのシンプルさと汎用性から、ウェブ制作やドキュメント作成で広く利用されています。ただし、アクセシビリティを考慮しないマークダウンは、すべてのユーザーにとって使いやすいコンテンツとは言えません。適切な記法とアクセシビリティ対応の工夫
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