【授業レポート】システム開発入門 第5週目 〜配列を使って“まとめて処理”!〜
システム開発の授業も5回目。プログラミングの基礎スキルがだんだん増えてきました。今回のテーマは「配列」。複数のデータをひとまとめにして管理・処理する方法を学びました。
■ 今日の導入:「データが1個だけじゃ足りない時、どうする?」
田中先生:「例えば、クラス全員の名前を表示したい時、print("田中")
、print("山田")
、print("鈴木")
って全部1行ずつ書きますか?」
生徒A:「無理すぎる(笑)」
生徒B:「絶対まとめて持ってた方が楽でしょ」
そう、同じ種類のデータがたくさんある時に活躍するのが“配列” なんです。
■ 実習①:配列の作り方と表示
まずは基本の配列操作。
students = ["田中", "山田", "鈴木"]
print(students[0]) # → 田中
田中先生:「配列は、[]
で囲んで、順番にデータを入れていきます。番号は0から始まるので注意してね。」
生徒C:「0番目…?1じゃなくて?」
田中先生:「“数え方”と“インデックス”は違うんだよ。これ、最初は戸惑うけど慣れたら大丈夫。」
■ 実習②:配列+ループで“全員に処理”!
配列とfor
文を組み合わせると、一気に便利になります。
students = ["田中", "山田", "鈴木"]
for name in students:
print(name + " さん、こんにちは")
田中先生:「これは、配列の中身を順番に取り出して、1人ずつ“こんにちは”と言っている感じです。」
生徒D:「めっちゃ効率的!人数が増えてもコード増えない!」
生徒E:「これ、名簿送信とかに使えそう」
■ 黙々タイム:好きな配列でプログラムを作ろう!
今日の課題は「自分で配列を作り、それを使って何かを表示するプログラムを組む」こと。生徒たちは思い思いにテーマを決めて、コードを書き始めました。
💡 生徒の作品例
- 好きな食べ物配列を順番に紹介するプログラム
- 授業の時間割配列を曜日ごとに表示
- 自作キャラクターの名前一覧とセリフをセットで表示
生徒F:「セリフ付きのキャラ紹介作ってみた!」
田中先生:「いいね、ちょっとしたゲームっぽいね!」
■ 先生のひとこと
「配列は、データをまとめて扱うための“道具箱”のようなもの。たくさんの情報をスッキリ管理できるようになると、プログラムがぐっと広がります。」
■ 来週の予告:関数で“ひとまとめ”の力を手に入れよう!
次回のテーマは関数。何度も使う処理を“名前をつけてまとめておく”方法です。プログラムを整理するうえで、とても大切な考え方を学びます!
授業も中盤に差しかかり、少しずつ「作れること」が増えてきた1年生たち。プログラムを組み立てる感覚が、どんどん手になじんできているようです。