【授業レポート】システム開発入門 第14週目 〜アプリ完成&テストプレイ準備〜
今週は、これまで積み上げてきた学びを集大成し、自分たちで設計・開発したアプリを完成させるとともに、クラス内でのテストプレイ準備を行いました。
■ 先生の導入:「完成は通過点。使ってもらう準備をしよう」
田中先生:「コードが動くだけではなく、“誰かに使ってもらう”ことが大切です。今日は動作確認と見せ方の最終調整をしましょう。」
先生は「完成=リリースではなく、フィードバックをもらうスタートライン」と説明し、発表会に向けた心構えを共有しました。
■ 実習①:動作チェック&バグ最終確認
まずは、自分のアプリを全パターンで動かしてみる時間です。テストプランに沿って以下を確認。
- メニューから正しい画面に遷移するか
- 入力→処理→出力の流れに抜け漏れがないか
- 異常値や空入力に対するエラー表示は適切か
生徒A:「最後の画面遷移、おかしかったの直せた!」
生徒B:「空でEnter押すと落ちちゃう…例外処理入れます!」
■ 実習②:UIメッセージと見た目のブラッシュアップ
次に、表示メッセージの言い回しや**見た目(インデントや装飾)**を改善します。
- 画面タイトルをわかりやすく
- 質問文や結果表示を丁寧に
- 空行や罫線で区切りを入れる
print("=== 今日の運勢診断 ===")
name = input("▶ あなたの名前を入力してください:")
print("----------------------------")
生徒C:「罫線入れたら見た目がぐっとプロっぽくなった!」
生徒D:「メッセージが柔らかい言い回しになって嬉しいって言われた」
■ 実習③:テストプレイの準備とシナリオ作成
最後は、**クラスメイトに遊んでもらうためのシナリオ(手順書)**を作成。
シナリオに入れる項目:
- アプリの目的と使い方
- 入力例(名前・選択肢など)
- 期待される出力
- 注意点やヒント
生徒E:「テストプレイって、自分のアプリを客観的に見るチャンスだね」
生徒F:「誰かに評価してもらうの、ちょっと緊張するけど楽しみ!」
■ 先生のひとこと
「完成は通過点。大事なのは“使いやすさ”と“伝わりやすさ”。フィードバックを受けて、さらに良くしていく姿勢がプロの開発者の証です。」
■ 来週の予告:テストプレイ&フィードバック会
次回は作ったアプリをお互いにテストプレイし合い、感想・改善提案を出し合う時間です。使い手の声を聞いて、さらにブラッシュアップしましょう!
動かすことから、伝えることへ。1年生たちのアプリは、いよいよ“人に使ってもらう”準備を整えました。