【授業レポート】システム開発入門 第15週目 〜テストプレイ&フィードバック会〜
15週目の授業では、先週準備したシナリオにそってクラスメイト同士でアプリのテストプレイを実施し、改善提案や感想を共有しました。
■ 先生の導入:「実際に“使う人”の声を聞こう」
田中先生:「プログラムは“書くだけ”では完成しません。実際に触ってもらい、感想や改善点をもらうことで、初めて価値が高まります。」
■ 実習①:テストプレイ開始!
1人ずつペアになり、相手のシナリオに従ってアプリを操作。
操作中は、気づいた点を付箋に書き留めます。
- 入力が分かりやすいか?
- メッセージの文言は適切か?
- 想定外の操作を試してみてどうか?
生徒A:「シナリオ通りに動くけど、Enterの前に何をすればいいか迷った」
生徒B:「ボタンがないから選択肢の入力が間違いやすかった」
■ 実習②:フィードバック共有&ディスカッション
全体で集まり、付箋をホワイトボードに貼りながらフィードバックを共有。
- 「タイトル画面に操作例があると親切」
- 「結果表示の後にもう一度最初に戻ると嬉しい」
- 「エラー時のメッセージをもっと具体的に」
田中先生:「“具体的に”がキーワード。『分かりにくい』だけでなく、『ここがこう分かりにくい』と伝えよう。」
■ 実習③:改善プランを立てよう
各自、自分のアプリに対する改善提案をもとに修正プランをワークシートに記入。
記入項目例:
- 改善点のリストアップ
- 優先順位(重要度・難易度)
- 修正予定箇所と対応方法
生徒C:「まずは入力ガイドを追加、そのあと戻る機能を実装しよう」
生徒D:「エラーメッセージは例を出してみるといいかな」
■ 先生のひとこと
「フィードバックを受け止める力、そして改善プランを立てる力も、エンジニアにとって重要です。実際に使ってもらう経験が、次の成長につながります。」
■ 来週の予告:改善実装&最終チェック
次回は、今回の改善プランをもとにアプリを修正し、最終チェックを行います。いよいよ完成形を目指すフェーズに入ります!
“使う人”の声を活かし、1年生たちのアプリ開発は新たなステージへ。改善を重ねて、より使いやすい作品へと進化していきます。