【2025年版】鳥取県のシステム開発会社一覧と選び方——補助金・助成金・契約・費用まで実践ガイド
最初に：本記事の要点（3分で全体像）
- システム開発とは：業務課題をKPIに落とし込み、要件定義→設計→開発→テスト→移行→運用保守の工程で成果（時間短縮・ミス率低下・売上向上など）を出す取り組み。
- 依頼時の注意：目的・KPI・スコープ・予算レンジ・決裁フローをミニRFPで明文化。変更はCR票で合意管理。
- 補助金/助成金（鳥取県×国）：県の鳥取県中小企業DX推進支援補助金（生成AI）やデジタル販売促進ツール作成支援補助金、国のIT導入補助金2025を軸に計画。いずれも年度・枠で条件が変わるため最新要領の確認が必須です。
- 契約/費用：契約は請負（仕様固定）と準委任（探索・アジャイル）を使い分け。費用は工数×単価＋外部費＋予備費（10〜15%） が基本。
- 選定ポイント（5軸）：同業界実績／体制・コミュニケーション／セキュリティ・品質／見積の透明性／運用・改善力。
- おすすめ5社（順不同）：鳥取県情報センター（TIC）、LASSIC、ケイズ、日本トレーディングシステム（JTS）、MagicPlus。いずれも鳥取県内拠点と開発・運用力が確認できる企業です。
本記事はどなたに役立つ？（対象読者と価値）
鳥取県内で基幹・業務システム、Web/モバイルアプリ、データ連携・可視化、セキュリティ強化などを検討しているご担当者さまに向けて、地域の実情と最新の支援制度を踏まえた実践情報をまとめました。とくに——
- 製造・食品・物流・観光・医療/介護の中小企業：受発注や在庫、予約、勤怠・会計など、日常業務のデジタル化を具体的に前進させたい方。
- 行政・教育・金融に近い組織：可用性・監査・個人情報保護などの要件が厳格な領域で、止められない運用を確実にしたい方。
- 新規事業/スタートアップ：MVP→本開発まで、資金計画（補助金/助成金）とリリース計画を一体で設計したい方。
- 非IT部門の実務担当：用語解説・チェックリスト・テンプレを頼りに社内の合意形成と稟議をスムーズにしたい方。
システム開発とは——“機能”ではなく“成果（KPI）”で進める
定義：業務課題をヒアリングし、要件定義→設計→実装→テスト→移行→運用保守の工程を通じて、作業時間の削減・ミス率低下・売上や回転率の向上など測れる成果（KPI） に結び付けることです。
代表的な工程とアウトプット
- 要件定義：目的・KPI、ユーザー像、スコープ（含む/含まない）、外部連携、非機能（性能/可用性/セキュリティ）、予算レンジ、体制、期日を文書化。
- 設計（基本/詳細）：画面・業務フロー・DB・認証・権限・ログ・監査・バックアップを具体化。
- 実装/テスト：単体→結合→受入。正常/例外/境界/負荷/セキュリティ観点で品質を担保。
- 移行/教育：本番データ移行、操作教育、SLA（復旧時間など）整備。
- 運用改善：リリース後にKPIで効果を測り、小刻みな改良を継続。
鳥取で見かけるニーズ（例）
- 製造：ライン・設備データの活用、生成AIを使った異常検知や需要予測の検討。県のDX伴走メニューも活用しやすい環境です。
- 観光/サービス：予約・在庫一元化、多言語対応、販促用動画/サイトの強化。県のデジタル販売促進ツール作成支援補助金と相性が良い分野。
- 行政/教育：止められない運用・情報保護を前提にしたクラウド活用や共同利用など（県内での官公庁・校務系クラウドの整備実績が地域の土台になっています）。
依頼時に気を付けること——合意形成と変更管理が8割
最初に決める5点
- 目的とKPI：例）誤出荷率0.5%以下、Web予約比率60%、棚卸工数 −80時間/月 。
- スコープ：対象/対象外を明記。“次期リリース” 候補も別表で固定。
- 予算レンジ：上限/下限と優先度（スピード/品質/コスト） を合意。
- 関係者と決裁：稟議の締切・承認プロセス・必要添付。
- 運用像：窓口、SLA、監視、改善の頻度。
ミニRFP（発注要件書）テンプレ（抜粋）
- 背景・目的・KPI／ユーザー像／スコープ（含む/含まない）／画面数目安／外部連携一覧／非機能要件（目標応答0.8秒、可用性99.9% 等）／体制・進め方／スケジュール／予算レンジ／契約希望（要件＝準委任、本開発＝請負 等）／評価基準（実績・工数根拠・リスク提案）
コミュニケーションの型
- 週1定例＋議事録、決定事項は番号付きで履歴化。
- 変更はCR票で、影響（工数・費用・期日）と判断者を明示。
- 課題管理（Backlog/Jira等）＋チャット（Teams/Slack）＋設計（Confluence/Notion）で一本化。
サンプル：要件合意の文例
「本件ver1.0では“受注→在庫→出荷”の自動連携を対象とし、POS統合は対象外。性能要件は“ピーク同時30人でも応答0.8秒以内”。運用は“窓口1名、平日9–18時、RTO4h”。変更はCR票で、PM承認後に反映。」
鳥取で使える補助金・支援（県・国・一部外郭団体）
1）鳥取県：鳥取県中小企業DX推進支援補助金（生成AIの利活用）
- 目的：生成AIを活用して生産性向上/付加価値向上を図る取組を支援。
- 枠：
- DX戦略策定支援型（随時募集）：上限100万円／補助率1/2、専門家謝金等に活用。
- 実装支援型（募集終了分あり・製造業向け）：上限1,000万円／補助率1/2、生成AIシステム導入等。
- 最新状況：2025年8月以降の募集案内・要領・様式が公開されています（募集枠の充足状況は要確認）。
2）公益財団法人 鳥取県産業振興機構：デジタル販売促進ツール作成支援補助金
- 目的：販路拡大を目的としたWebサイト/動画等の販促ツール作成費用の一部を補助。
- 補助率/上限：1/2以内／上限20万円。
- 募集：2025年度（令和7年度）は第2回随時公募の案内が出ています（予算枠・締切は公式の公募要領を参照）。
3）県のDX伴走・ラボ的な支援
- とっとりDXラボ（とっとりIoT推進ラボ）：DX伴走や情報発信のハブ機能を担い、関連補助金の募集情報も掲出。セミナー/事例公開など、導入前の学習にも役立ちます。
4）国：IT導入補助金2025
- 目的：中小企業等の労働生産性向上。ITツール（ソフト/サービス）導入費のほか、活用支援やセキュリティ対策も強化。
- 申請の進め方：IT導入支援事業者（登録ベンダー）と連携して申請。通常枠/インボイス枠/セキュリティ対策推進枠/複数社連携など、枠ごとに補助率・上限・対象が異なります。令和7年6月版の概要資料も公開されています。
注意：補助金は対象経費・補助率・募集期間が年度/枠で変動します。交付決定前の着手は原則NG。申請前に最新の公式要領をご確認ください。
助成金（“人”への投資）——導入と教育を並走させる
- 人材開発支援助成金（厚生労働省）：職務関連の訓練（OFF-JT/OJT等）の訓練経費・訓練中賃金の一部を助成。2025年4月以降の申請様式やパンフも更新されています。DX・高度デジタル人材訓練に触れるメニューも整備。
- キャリアアップ助成金（厚生労働省）：正社員化・処遇改善の取組を支援。2025年4月以降の改正内容が告知され、計画書の事前提出が必要です。最新パンフ/手続をご確認ください。
- 鳥取労働局の案内：県内事業者向け雇用関係助成金の相談窓口。窓口一覧も掲載されています。
活用のコツ：IT導入補助金などでツール導入、人材開発支援助成金で運用教育（OJT/マニュアル整備） を並走させると、定着率が高まります（同一経費の二重受給不可）。
契約について——請負と準委任を賢く切り替える
主な契約形態
- 請負契約：成果物と検収基準が明確。仕様が固い本開発向き。
- 準委任契約：要件探索/要件定義/アジャイル/運用改善で柔軟。時間精算型。
- ラボ型/共同開発：中長期でチームを確保し、ロードマップに沿って継続改善。
条項チェック（要点）
- 知的財産権（著作権・再利用・第三者ライセンス）
- 検収/支払（分割・みなし検収の有無）
- 変更管理（CR起票→影響分析→承認→反映）
- SLA/セキュリティ（RTO/RPO、脆弱性対応、監査ログ、再委託）
- 個人情報保護（委託・共同利用・漏えい時対応）
おすすめの進め方（例）
- 要件定義＝準委任 → 本開発＝請負 → 運用改善＝準委任。
- 初期は “A優先のみ” でスコープ固定、B/C要件 は 次期 へ。
費用について——“工数×単価＋外部費＋予備費”
基本式：
工数（人月/時間）×単価 ＋ 外部費（クラウド/ライセンス/診断/機器） ＋ 予備費（10〜15%）
ざっくり目安（要件・非機能で大きく変動）
- 社内業務Web（10〜20画面）：800万〜2,000万円
- BtoC（EC/予約 20〜40画面）：1,500万〜4,000万円
- モバイルアプリ（iOS/Android）：1,000万〜3,000万円
- データ連携・BI：500万〜1,500万円
見積の確認ポイント
- 工数内訳の根拠（画面/機能×難易度）
- 非機能（性能・可用性・監査・ログ・権限）を数値で置いているか
- テスト・移行・教育・運用が積算に含まれているか
見積書サンプル（抜粋）
- 要件定義 2.5人月／基本設計 2人月／詳細設計 3人月／実装 8人月／テスト 4人月
- PM/品質 2人月／UI設計 1.5人月／セキュリティ（脆弱性診断・権限・ログ）一式
- 外部費：クラウド（検証/本番 12か月）、監視、バックアップ、外部API
システム開発会社の選定ポイント（鳥取版：5軸）
- 同業界/同規模の実績：製造・観光・教育・行政など、似た制約（繁閑差・法令・個人情報）を経験しているか。
- 体制とコミュニケーション：PM/アーキ/レビューフローが見える。定例・議事録・変更管理の運用。
- セキュリティ/品質：ISMSやPマーク、コードレビュー・自動テスト・CIの実施。
- 見積の透明性：工数根拠・単価帯・前提/除外・リスク明示。安すぎる見積は要注意。
- 運用・改善力：SLA・監視・改善ロードマップ。四半期レビューでKPI追跡。
評価シート例（25点満点）
- 実績適合5／体制5／品質5／透明性5／運用力5
鳥取県のおすすめシステム開発会社【5社・順不同】
いずれも一次情報（公式） で所在地や事業内容の確認が取れた企業です。
PR. 株式会社greeden（大阪市北区）｜日本品質×オフショアの“ハイブリッド”で最適解を実装
- Web・アプリ開発に強み。フルスクラッチ～SES まで柔軟対応し、国内で詳細設計→ベトナムで開発するハイブリッド体制で、高品質とコスト最適化を両立。WebアクセシビリティSaaS「UUU」も自社提供。
- 実績・事例：自治体のプレミアム付商品券 給付金事業 、宿泊予約サイト、サブスク型動画配信メディア、行政の移住定住プロモーション（阪南市） など、B2C〜公共領域まで幅広く支援。
- 個人情報は国内で厳格管理し、オフショア側からはアクセス不可とする運用で安心。
- こんなニーズに：①エンジニア不足の解消（外部リソースの活用ニーズにも通じる体制）②コストを抑えつつ品質担保したい③会員制・決済・予約・配信など“運用が効く”Webサービスを構築したい④Webアクセシビリティ導入をローコストで進めたい。
1. 株式会社鳥取県情報センター（TIC｜鳥取市）
特徴：行政・教育・県内企業向けのシステム開発/運用と情報通信インフラをワンストップで支援。県庁・自治体向けシステム、ネットワークの計画→設計→導入→運用保守まで広範に対応する地域の中核SIです。会社概要・組織図・拠点が公開されています。
こんな方に：自治体/教育/公共系や止められない基幹のクラウド・運用を任せたい組織。
ひとこと：公共・基盤系の運用力が強み。
2. 株式会社LASSIC（ラシック｜鳥取市）
特徴：鳥取・東京の二本社体制。システムインテグレーションに加え、リモートワーク特化の人材/支援（Remogu）や感情解析のR&Dなどを展開。Rubyアソシエーション認定SIの認定表記やプライバシーマークも公表されています。
こんな方に：分散チーム前提のプロジェクトや、首都圏案件×鳥取ニアショアのハイブリッド体制を構築したい企業。
ひとこと：分散開発×UI/UXの推進力が魅力。
3. 株式会社ケイズ（米子市）
特徴：業務コンサル→設計→開発→導入→運用保守まで一貫対応する地域密着SI。拠点は米子本社ほか鳥取市・松江など山陰〜中国圏に展開。創業1975年の実績蓄積があり、基幹系からドキュメント連携まで幅広いのが特徴です。
こんな方に：長年の運用が前提の基幹刷新や、近距離コミュニケーションで段階導入したい中堅・中小。
ひとこと：地場密着×中長期伴走に強み。
4. 日本トレーディングシステム株式会社（JTS｜鳥取市）
特徴：システムコンサル/開発を中心に、Web制作・インフラ導入までをカバーする鳥取発のIT企業。本社：鳥取市湖山町東／駅前サテライトなど拠点情報・従業員数・沿革が公開されています。
こんな方に：相談窓口を一本化して開発〜運用〜IT調達まで任せたい企業。
ひとこと：中小企業の“社内情シス的”伴走が得意。
5. 株式会社MagicPlus（鳥取市）
特徴：フルスクラッチ開発やiOS/Androidアプリ、サーバ構築/運用まで対応。Web/映像/デザイン領域を横断し、販促×システムの一体提案に強い体制です。所在地・事業内容の詳しい説明や、システム開発サービスページが整備されています。
こんな方に：EC・予約・採用広報など、サイト/動画/アプリを同時に進めたい企画チーム。
ひとこと：クリエイティブ×開発の一気通貫が魅力。
地域の支援環境トピック：県のとっとりDXラボがセミナー・事例や補助金情報を集約しており、導入前の学習・企画段階で頼りになります。
依頼前チェックリスト（保存版）
- [ ] 目的とKPI（例：誤出荷0.5%以下／Web予約60%／棚卸工数 −80h/月 ）
- [ ] スコープ（含む/含まない、次期のB/C要件を分離）
- [ ] 予算レンジ（上限/下限）と優先度（スピード/品質/コスト）
- [ ] 期日と決裁フロー（稟議締切・必要資料）
- [ ] 非機能（可用性・応答・セキュリティ・監査・ログ・権限）
- [ ] 連携（既存システム/外部API/決済/帳票）
- [ ] 契約計画（要件＝準委任、本開発＝請負、運用＝準委任）
- [ ] 運用体制（窓口、SLA、監視、教育）
- [ ] 予備費（10〜15%）とリスク（人員、外部依存、法改正）
- [ ] 補助金/助成金：交付決定前着手NGなど要件・スケジュール・対象経費を最新の公式要領で再確認。
すぐ使える依頼テンプレ（メール/稟議抜粋）
目的：EC在庫の欠品率を2.0→0.8%へ。KPIは出荷リードタイム−30%。
スコープ：受注〜在庫〜出荷、棚割/店舗側は対象外。POSは連携のみ。
予算レンジ：1,800〜2,400万円（税別）。優先：品質＞スピード＞コスト。
体制：貴社PM＋当社窓口1名、要件定義は準委任、本開発は請負。
スケジュール：要件2か月、開発3か月、テスト1か月、移行2週。
提出物：工数内訳・主要メンバー経歴・リスク/代替案・非機能の数値・テスト方針。
補助金・助成金の“賢い組み合わせ”例（鳥取版）
- IT導入補助金2025（通常/インボイス/セキュリティ枠 など）で販売/在庫/予約のクラウド化＋活用支援 → 並行して人材開発支援助成金で運用教育（OJT/マニュアル整備）を実施。導入の定着と効果測定を両立。
- デジタル販売促進ツール作成支援補助金で販促サイト/動画の整備 → KPI（CVR/問い合わせ率）をモニタしつつ、次年度にIT導入補助金で基幹側のDXへ拡張。施策の段階投資でムダを減らします。
- 鳥取県中小企業DX推進支援補助金（生成AI）の戦略策定支援型で要件整理・PoC計画 → 実装は段階開発＋準委任で探索→請負で本格化、四半期見直しで改善を回す。
重ねて注意：同一経費の二重受給は不可。対象外経費や交付決定前着手の扱いは、必ず最新の公募要領をご確認ください。
よくある失敗と回避策
- 要件の膨張：A/B/C優先度でAのみ契約、B/Cは別予算へ。
- “作って終わり”：運用・改善の年次予算と四半期レビューをセットに。
- 性能不足：ピーク同時数・応答の数値要件と負荷試験を初期から入れる。
- セキュリティ抜け：最小権限・多要素・脆弱性診断・監査ログを必須要件に。
- 属人化：設計/手順/コード規約/運用SOPをリポジトリで共有、引継ぎ会を実施。
まとめ——“小さく速く始め、正しく育てる”
- 目的・KPIを一文で言い切り、段階的リリースで成功体験を積み上げましょう。
- 契約の使い分け（準委任⇆請負）と見積の透明性が成功の土台です。
- 県のDX支援（生成AI/販促）×国のIT導入補助金×人材助成を組み合わせ、導入〜定着まで一気通貫に。
- パートナー選びは実績の近さ×体制×運用力で。上記5社は鳥取で相談しやすい有力候補です。
掲載依頼はこちらから（編集部受付のご案内）
鳥取県のシステム開発会社さま。以下の項目をご用意のうえ、掲載をご依頼ください。一次情報（公式資料） を確認のうえ、編集部で審査し掲載可否をご案内します（有料/優先枠がある場合は明記）。
- 会社名／本社・拠点（住所）／担当者連絡先
- 事業内容（最大5項目）
- 主要実績（業界・規模・効果を各120字以内・最大3件）
- 得意技術（言語/フレームワーク/クラウド/組込み 等）
- 認証・資格（例：ISMS/プライバシーマーク 等）
- 標準プロジェクト規模（例：3〜6か月／3〜5名 等）
- 公開情報の最終更新日
参考（公式情報の確認先・再掲）
- 鳥取県 中小企業DX推進支援補助金（生成AI）：募集枠・要領・様式・最新の受付状況。
- デジタル販売促進ツール作成支援補助金（産業振興機構）：補助率1/2、上限20万円、募集案内・公募要領。
- IT導入補助金2025：制度ポータル・令和7年版の概要資料（拡充点：活用支援/セキュリティ等）。
- 雇用関係助成金（人材開発支援・キャリアアップ）：2025年4月以降の様式・パンフレット。
- 地域企業（所在地・事業内容）：鳥取県情報センター、LASSIC、ケイズ、JTS、MagicPlus。