16のMBTI性格タイプとIT業界での適職
16のMBTI性格タイプとIT業界での適職
目次

【完全ガイド】16のMBTI性格タイプとIT業界での適職:エンジニア・PM・デザイナー・データ職まで徹底解説

IT業界における各MBTI性格タイプに最適な職種を探求します。性格タイプの違いは、集中の仕方、意思決定の癖、対人コミュニケーションの取り回しに表れます。本稿では、16タイプそれぞれに「向きやすい役割」「伸ばしやすいスキル」「つまずきやすい落とし穴」を具体的な日常タスク例とともに提示し、転職・配属・チーム編成の判断材料を丁寧に整理しますね。


要点サマリー(先に結論)

  • MBTIは“好みの傾向”を知る道具で、能力や価値を序列化するものではありません。最適職は「スキル × 興味 × 働き方の好み」の合成で決まります。
  • IT職種は大きく6群(プロダクト、エンジニアリング、データ、デザイン/UX、インフラ/セキュリティ、ビジネス/顧客)に整理できます。タイプごとに親和性の高い群が見えます。
  • 16タイプ別の第1候補・第2候補職種を提示し、3ステップの学習ロードマップ日常タスクのサンプルまで落とし込みます。
  • **配属・採用の現場では“多様性の組み合わせ”が鍵。**異なるタイプを補完的に配置することで、検討の漏れや認知バイアスの偏りを軽減できます。
  • アクセシビリティ配慮(文章構造、用語の注釈、読み上げ適合)を明示し、学習レベルを「初級〜中級」に最適化。学生やキャリアチェンジ中の方にも届く設計です。

本ガイドの位置づけと読み方

MBTI(外向/内向、感覚/直観、思考/感情、判断/知覚の4指標×2)は、意思決定や情報処理の「好み」を理解する枠組みです。**科学的な職業適性検査とは異なり、配属や選考を一本化して決める根拠にはなりません。一方で、学び方・働き方のハマりどころを見つける補助線としては有用です。本稿では「断定」を避け、“傾向としての相性”**に留めて記述します。

読み方のコツは3つです。

  1. まず次章のIT職種マップで全体像を把握。
  2. 自分のタイプの章で強みと注意点をチェック。
  3. チームを率いる方は組み合わせのセクションで補完関係を確認しましょう。

IT職種マップ(6つの群)

  1. プロダクト群:PdM/プロダクトマネージャー、スクラムマスター、UXリサーチャー
  2. エンジニアリング群:フロントエンド、バックエンド、モバイル、QA/テスト、SRE、プラットフォーム
  3. データ群:データサイエンティスト、データアナリスト、MLエンジニア、データエンジニア
  4. デザイン/UX群:UI/UXデザイナー、プロダクトデザイナー、サービスデザイナー、テクニカルライター
  5. インフラ/セキュリティ群:クラウドアーキテクト、ネットワーク、セキュリティアナリスト、GRC
  6. ビジネス/顧客群:セールスエンジニア、カスタマーサクセス、テクニカルサポート、ソリューションアーキテクト

どの職種でもタイプを問わず活躍できます。ただし**“入りやすい入口”“伸びやすい学習スタイル”**がタイプごとに異なりがち、という視点で読み進めてくださいね。


16タイプ別:ITで“ハマりやすい”職種と伸ばし方

各タイプは共通フォーマットで整理します。
向いている職種(第1/第2)|活かせる強み|注意点|3ステップ学習ロードマップ|日常タスク例|相性のいい相棒タイプ

ISTJ(現実的で責任感が強い“監督官”)

  • 第1候補:バックエンドエンジニア / SRE
  • 第2候補:QAエンジニア / セキュリティ運用
  • 強み:手順の標準化、品質基準の徹底、長期運用の改善。
  • 注意点:不確実性の高い探索にストレス。仕様が曖昧だと動きにくい。
  • 3ステップ学習
    1. 言語1つを深掘り(例:Java or Go)+ユニットテスト徹底
    2. CI/CDと監視(Prometheus/Grafanaなど)
    3. インシデントレビューの主導とSLO設計
  • 日常タスク例:障害対応の手順化、変更管理レビュー、性能劣化の根因分析。
  • 相棒タイプENTP(探索的に新案を出す)、ENFJ(関係調整)。

ISFJ(気配り上手な“守護者”)

  • 第1候補:カスタマーサクセス / テクニカルサポート
  • 第2候補:QAエンジニア / テクニカルライター
  • 強み:ユーザー文脈の理解、丁寧なドキュメント化、粘り強いフォロー。
  • 注意点:過度な自己犠牲で燃え尽きに注意。
  • 3ステップ学習
    1. プロダクト全体のユースケース把握
    2. ナレッジベース構築(FAQ、動画、How-to)
    3. ヘルススコアの定義と改善施策運用
  • 日常タスク例:チケット優先度整理、再発防止記事の作成、導入支援の伴走。
  • 相棒タイプINTJ(戦略設計)、ESTP(機動的対応)。

INFJ(洞察に富む“提唱者”)

  • 第1候補:UXリサーチャー / プロダクトマネージャー
  • 第2候補:サービスデザイナー / テクニカルライター
  • 強み:ユーザーの潜在ニーズの発掘、ビジョンの言語化。
  • 注意点:過度に理想を追うと現実実装が遅れる。
  • 3ステップ学習
    1. 調査設計(インタビュー/日誌法/サーベイ)
    2. インサイト→要件への翻訳練習(ジョブ理論等)
    3. ロードマップ作成とステークホルダー合意形成
  • 日常タスク例:仮説リスト作成、発見ドキュメント、意思決定会議の材料整備。
  • 相棒タイプESTJ(実行管理)、ISTP(実装現実化)。

INTJ(戦略家)

  • 第1候補:アーキテクト / データサイエンティスト
  • 第2候補:プロダクトマネージャー / セキュリティ設計
  • 強み:長期的最適化、抽象化、仮説検証の設計。
  • 注意点:説明を省略しがち。巻き込み力の訓練が鍵。
  • 3ステップ学習
    1. システム思考(アーキパターン、統計/因果推論)
    2. コスト/リスク/価値の定量化
    3. ガバナンス設計と技術負債の返済計画
  • 日常タスク例:非機能要件の定義、指標ツリー設計、技術選定の比較表。
  • 相棒タイプENFP(共感と発火力)、ESFJ(利害調整)。

ISTP(実践的な“クラフター”)

  • 第1候補:バックエンド / モバイル / フロントの実装全般
  • 第2候補:SRE / DevOps
  • 強み:問題切り分けと現場対応、手を動かして解決。
  • 注意点:ルーチンや会議過多に飽きやすい。
  • 3ステップ学習
    1. デバッグ力強化(ログ/プロファイラ/pprof)
    2. 設計原則(SOLID、Clean Architecture)
    3. 運用自動化(IaC、Runbook自動化)
  • 日常タスク例:クラッシュ原因特定、スパイク実装、性能ボトルネック排除。
  • 相棒タイプINFJ(方向性提示)、ENTJ(意思決定の速さ)。

ISFP(繊細な“アーティスト”)

  • 第1候補:UIデザイナー / フロントエンド
  • 第2候補:コンテンツデザイン / マーケクリエイティブ
  • 強み:審美性と使いやすさのバランス、微細な体験品質への注意。
  • 注意点:対立を避けがちで要件が曖昧に。合意形成の練習を。
  • 3ステップ学習
    1. デザインシステムと言語化(Figma/Design Tokens)
    2. アクセシビリティ(コントラスト/キーボード操作)
    3. 実装連携(Storybook、フロントの基礎)
  • 日常タスク例:モック制作、UIコンポーネントの調整、ユーザビリティ改善。
  • 相棒タイプESTJ(決める/進める)、ENFP(発想の拡張)。

INFP(価値観に忠実な“仲介者”)

  • 第1候補:コンテンツ/UXライティング / リサーチ
  • 第2候補:データアナリスト(ストーリーテリング重視)
  • 強み:ユーザー視点の物語化、意味付け。
  • 注意点:完璧主義で遅延しがち。出荷基準の設定を意識。
  • 3ステップ学習
    1. インタビュー→洞察の構造化
    2. KPIとナラティブの橋渡し(Before/After)
    3. 市場/競合理解の定点観測
  • 日常タスク例:オンボーディング文言改善、事例記事の作成、NPSの読み解き。
  • 相棒タイプESTP(実行力)、INTJ(戦略骨格)。

INTP(理論家)

  • 第1候補:バックエンド / データエンジニア / MLエンジニア
  • 第2候補:アーキテクト補佐 / リサーチエンジニア
  • 強み:抽象化、モデル設計、難問の分解。
  • 注意点:仕様の確定や説明を後回しにしがち。共有・文書化の訓練を。
  • 3ステップ学習
    1. 設計パターン&データモデリング
    2. 分散基盤/パイプライン(Spark/Beamなどの概念)
    3. 実験設計と再現性(メトリクス/トラッキング)
  • 日常タスク例:スキーマ設計、アルゴリズム選定、PoCの検証。
  • 相棒タイプENFJ(合意形成)、ESFJ(運用整備)。

ESTP(行動派の“起業家”)

  • 第1候補:セールスエンジニア / カスタマーサクセス(拡張)
  • 第2候補:グロースエンジニア / PM(実行重視プロダクト)
  • 強み:機会発見、現場判断、障害時の機転。
  • 注意点:長期計画やドキュメントが手薄になりがち。
  • 3ステップ学習
    1. プロダクト価値の定量化(ROI/TCO)
    2. 営業×技術の橋渡し資料テンプレ化
    3. 実験計画(A/B)と学びの蓄積
  • 日常タスク例:デモ環境構築、提案書作成、アップセル機会の発見。
  • 相棒タイプINFJ(方向性調整)、ISTJ(運用安定)。

ESFP(社交的な“エンターテイナー”)

  • 第1候補:コミュニティマネージャー / デベロッパーマーケ
  • 第2候補:サポート / カスタマーサクセス(オンボーディング)
  • 強み:共感力、場づくり、学びの拡散。
  • 注意点:長文ドキュメントや静的作業に疲れやすい。
  • 3ステップ学習
    1. イベント運営設計と計測指標
    2. テック解説のわかりやすい翻訳
    3. コミュニティ→プロダクト改善のループ構築
  • 日常タスク例:ウェビナー企画、事例ヒアリング、ユーザーの声の要約。
  • 相棒タイプINTJ(戦略最適化)、ISTP(技術裏打ち)。

ENFP(ひらめきの“広報官”)

  • 第1候補:プロダクトマネージャー / グロース/新規機能企画
  • 第2候補:UXリサーチ / コンテンツ戦略
  • 強み:発想力、関係構築、越境コミュニケーション。
  • 注意点:スコープが拡がり過ぎやすい。締切管理を意識。
  • 3ステップ学習
    1. 価値仮説→課題仮説→解決仮説の三段ロジック
    2. ロードマップ優先度(RICEなど)
    3. リリース後の学習ループ(メトリクス/インサイト)
  • 日常タスク例:ユーザー発見、仮説キャンバス、ステークホルダー調整。
  • 相棒タイプISTJ(実行安定)、INTJ(戦略収束)。

ENTP(挑戦的な“発明家”)

  • 第1候補:R&Dエンジニア / 新規事業PM / プロトタイピング
  • 第2候補:アーキテクト見習い / デベロッパーリレーションズ
  • 強み:発明、議論を通じたアイデア進化、枠外思考。
  • 注意点:運用や細部詰めを後回しにしがち。
  • 3ステップ学習
    1. 急造でも動くプロトタイプの型化
    2. 技術選定の評価軸(可用性/運用性/コスト)
    3. 実験から本番移行の標準手順作り
  • 日常タスク例:ハッカソン、技術検証、顧客価値テスト。
  • 相棒タイプISTJ(運用統制)、ESFJ(合意形成)。

ESTJ(実務の“統率者”)

  • 第1候補:エンジニアリングマネージャー / プロジェクトマネージャー
  • 第2候補:SREリーダー / GRC(セキュリティ統制)
  • 強み:実行計画、役割定義、期限と品質の両立。
  • 注意点:柔軟性不足と見られやすい。探求フェーズの余白確保を。
  • 3ステップ学習
    1. 規模見積・リスク管理・バーンダウン
    2. レビュー体制と技術負債の見える化
    3. 組織設計(評価/開発プロセス)
  • 日常タスク例:リリース計画、課題のエスカレーション、ステークホルダー報告。
  • 相棒タイプINFP(価値観のバランス)、ENFP(創造的余白)。

ESFJ(協調の“領事”)

  • 第1候補:カスタマーサクセス / プロダクトオペレーション
  • 第2候補:プロジェクトコーディネーター / テクニカルライター
  • 強み:共通知識の整備、チームの気配り、巻き込み。
  • 注意点:対立回避による問題の先送りに注意。
  • 3ステップ学習
    1. プロセス可視化(SOP/プレイブック)
    2. CS指標(チャーン/拡張)とヘルススコア
    3. 改善サイクル(定例→改善案→検証)
  • 日常タスク例:定例の進行、ナレッジ蓄積、ユーザー教育。
  • 相棒タイプINTP(論理の補強)、ENTP(新機軸)。

ENFJ(支援的な“主人公”)

  • 第1候補:プロダクトマネージャー / スクラムマスター
  • 第2候補:デベロッパーリレーションズ / カスタマーサクセス(戦略)
  • 強み:ビジョン共有、合意形成、チームのモチベート。
  • 注意点:配慮過多で決断が遅れること。基準の明確化を。
  • 3ステップ学習
    1. スプリント運営とファシリテーション
    2. 価値仮説の検証設計と測定
    3. 難しいトレードオフの意思決定練習
  • 日常タスク例:要件整理、ワークショップ設計、ステークホルダー合意。
  • 相棒タイプINTP(論理精度)、ISTP(実装推進)。

ENTJ(指揮の“司令官”)

  • 第1候補:プロダクト/事業責任者 / エンジニアリングマネージャー
  • 第2候補:ソリューションアーキテクト / セールスエンジニア(大型案件)
  • 強み:ゴール逆算、意思決定の速さ、成果志向。
  • 注意点:厳格に映りがち。心理的安全性の設計を意識。
  • 3ステップ学習
    1. KPI階層設計とOKR運用
    2. 組織スケール戦略(人・プロセス・プラットフォーム)
    3. 大型案件のガバナンス/リスク管理
  • 日常タスク例:ロードマップ統括、重要アカウント攻略、MVP→PMF推進。
  • 相棒タイプINFP(顧客の“意味”を紐解く)、ISFJ(運用基盤)。

役割×タイプの具体サンプル(短いケーススタディ)

サンプル1:バックエンド開発チームの分業

  • ISTJが運用品質を守るガイドライン作成、INTPがデータモデルの抽象化、ENFPが関係者と要件の“意味”を揃え、ESTPが障害時の即応で現場を回す。
  • 結果、安定運用 × 抽象設計 × 合意形成 × 現場力が噛み合い、手戻りとMTTRが縮小。

サンプル2:新機能の0→1

  • ENTPがアイデアを素早くPoC、INFJがユーザー洞察を深く言語化、ISTPが最短の実装ルートで形にし、ESTJが期限と品質のラインを引く。
  • **“早い仮説検証+実装+統制”**の循環が回り、学習スピードが向上。

職種選びのフレーム(誰でも使える3問い)

  1. 私はどんな時に“時間を忘れる”か?(集中の型=タイプのヒント)
  2. その集中を“ユーザー価値”に結びつけるには?(職種の仮説)
  3. 直近4週間で何を作り、誰に見せ、何を学ぶ?(行動の設計)

タイプは“スタート地点”。最後はアウトプットと学びの速さがキャリアを決めます。


これだけは全タイプ共通:ITで伸びる基礎スキル

  • ドキュメント力:目的→前提→結論→根拠→次の一手を1枚で。
  • 計測思考:定量指標(速度/品質/価値)と定性学習(洞察)を往復。
  • アクセシビリティ理解:色・余白・読み上げ・キーボード操作の基礎。
  • セキュリティの素養:権限/入力検証/監査ログ/秘密管理は“全員の責務”。
  • フィードバック習慣:短いサイクルで見せ、直し、また見せる。

学習ロードマップ(タイプ別の“入り口”の選び方)

  • 抽象好き(NT):アーキ図や指標ツリーから入る→その後、現場データで検証。
  • 人中心(NF):ユーザーインタビューやストーリーから入る→仕様に落とす訓練。
  • 現実志向(SJ):手順と品質から入る→探索的な検証で幅を広げる。
  • 実践派(SP):まず作ってみる→あとから整理と共有、再現性の担保。

リモート/ハイブリッド時代のタイプ別ヒント

  • 内向(I):非同期ドキュメントを味方に。会議は事前アジェンダで安心感。
  • 外向(E):雑談/偶発の接点を設計(仮想カフェ、1on1の頻度)。
  • 判断(J):ロードマップと締切の見える化。変更要求の窓口を一本化。
  • 知覚(P):探索時間を明示スケジュール化。スコープクリープの見張り番を。

チーム編成:補完関係の作り方(実務テンプレ)

  • 意思決定委員会(軽量型):ENTJ/ESTJ(決める)、INFJ/ENFJ(調整)、INTP/ISTJ(根拠)。
  • 障害対応セル:ISTP(現場)、ESTP(連絡/外向)、ISFJ(ユーザーケア)、SRE全般。
  • 0→1タスクフォース:ENTP(発明)、ENFP(巻き込み)、INTJ(整合性)、ISFP(体験品質)。

役割は人に固定せず、タスクごとにタイプの強みを借りる感覚が成功のコツです。


よくある誤解とリスク管理

  • 誤解1:タイプ=職業の制約 → 事実ではありません。能力や経験が主軸。
  • 誤解2:タイプで人事評価 → 不適切です。評価は成果と行動基準に基づくべき。
  • 誤解3:タイプは固定 → 人は学習で変化します。状況要因も大きいです。

本稿は参考の道具。配属・採用の単独根拠には用いないでくださいね。


実務に使える“今日からのサンプル”

1) 1on1での動機づけ質問集

  • 最近、最もエネルギーが上がった瞬間は?(型の手がかり)
  • その瞬間を日常タスクに増やすには何をやめて、何を始める?
  • ユーザー価値に繋がる指標を1つ選ぶなら?

2) スプリント計画のテンプレ

  • 目的→成果基準→リスク→計測→完了の定義(DoD)→学びのメモ欄。
  • ENTP/ENFPには探索バッファを、ISTJ/ESTJには安定タスクもバランス配置。

3) 学習計画(4週間)

  • 週1:読書/講座、週1:ハンズオン、週1:共有(記事/LT)、週1:振り返り。
  • 全タイプ共通で**“作る→見せる→直す”**の循環を明確に。

読者ターゲットと具体的なメリット

1. 情報系の学生・第二新卒の方

  • メリット:16タイプ別の入口職種がわかり、ポートフォリオの方向性を作りやすくなります。
  • 到達点:4週間プランで試作品を1つ完成、志望職種に合わせて言語化できる状態に。

2. キャリアチェンジを考える社会人の方

  • メリット:現在の強みをIT職種に翻訳する具体例が手に入ります。
  • 到達点:第1候補/第2候補の学習ロードマップを自分に合わせて再設計できます。

3. 採用担当・チームマネージャー

  • メリット補完的なチーム編成のヒントが手に入り、オンボーディング計画の精度が上がります。
  • 到達点:タイプに配慮したタスク割りコミュニケーション設計のテンプレが使えます。

4. 教育者・メンター

  • メリット:学習者の“好み”に合わせた課題設計がしやすくなります。
  • 到達点:動機づけとフィードバックの言語パターンが充実します。

16タイプ早見表(まとめ)

タイプ 第1候補 第2候補 一言メモ
ISTJ バックエンド / SRE QA / セキュリティ運用 標準化と品質で強い
ISFJ CS / サポート QA / ライター きめ細かい支援
INFJ UXリサーチ / PdM サービスデザイン / ライター 潜在ニーズの洞察
INTJ アーキ / DS PdM / セキュリティ設計 長期最適の設計者
ISTP 実装全般 SRE / DevOps 現場解決の名手
ISFP UI / フロント コンテンツデザイン 体験の繊細な磨き
INFP UXライティング / リサーチ アナリスト 意味の物語化
INTP バックエンド / データ基盤 アーキ補佐 抽象化と分解
ESTP セールスエンジニア / CS拡張 グロース / PM 現場で切り開く
ESFP コミュニティ / DevRel CSオンボード 場づくりと伝播
ENFP PdM / グロース UXリサーチ 発火力と巻き込み
ENTP R&D / 新規事業 アーキ補佐 / DevRel 発明と実験
ESTJ EM / PM SREリード / GRC 実行と統制
ESFJ CS / POps コーディネーター / ライター 協働と整備
ENFJ PdM / スクラムSM DevRel / 戦略CS 合意形成と駆動
ENTJ 事業責任 / EM SA / SE 逆算で走る指揮

さいごに(まとめ)

本稿は、「タイプ=職業の決め打ち」ではなく、あなたの学び方と働き方の好みを活かすための地図です。

  • タイプは入口スキルは通行手形アウトプットは通行証
  • 16タイプの“強みどころ”を知り、チームとして多様性の組み合わせを設計できれば、個人も組織ももっと軽やかに成果へ近づけます。
  • まずは4週間の小さな実験から。作って、見せて、直して、もう一歩。ご自身のペースで進めていきましょうね。

読み手の皆さまへ:もし「自分はどのタイプにも当てはまらない」と感じても大丈夫。好きの手触りと、続けられる工夫が見つかれば、それがあなたの最短ルートです。

――みなさまの次の一歩が、心地よい方向へ進みますように。

投稿者 greeden

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